エコミ―ティング活動(自然環境配慮)

○○砂防工事における環境対策

この現場では、砂防堰堤の基礎地盤の地盤改良をする工事なのですが…
実はこの現場の施工エリアに市指定の天然記念物さんがおりまして、保護をしているとのこと。
さっそくビオトープ管理士の出番です!!

その天然記念物さんの名前は、じゃーん“ヒメタイコウチ~”(ドラえもん風にいってみました)

どうやらこんな感じらしい。
タイコウチの小さいバージョン
湿地に生息していて飛べないそうです。

施工する場所にいないか、事前に調査することになりました。
現場担当も営業担当も、もちろん環境技術部も、けっこう真剣です。

いい大人が、ヒメタイコウチさんがいないかどうか探します。

一時間経過…

枯葉の下とかにいるらしいよ~、などといいながら探します。

二時間経過… 
…正直、疲れました。

やっぱり、事前に保護されてるからもういないのかな…
諦めかけたその時です

“なんかいた~!!”
“マジかぁ~!?”

ざわめきたつ、汗だくのおっさん軍団…。
イヤイヤ、ビオトープ管理士の精鋭たち!!

そのときの写真がこれ、慌てすぎてどこ撮ってるんだか…(笑


とうとう逢えましたよ、愛しの“ヒメタイコウチさん”

“一匹いたらもっといるかも”と、その後も必死な捜索は続く…
一生懸命探しましたが、残っていたのはこの一匹だけでした。

ということで、ちゃんと保護エリアに移送しましたよ。

参加したみんなの感想は“なんか良いことしたよね~”ってことでした。
地域の生態系のことを考えて実際に活動するということはすばらしいと感じた今日この頃です。

先程も書きましたが、このヒメタイコウチさんは湿地帯に住む生き物です。
でもこの砂防施設の現場は当初このような設計になっていました。


この図を見て、当社の営業担当は“やばい、何とかしなくては”と思ったそうです。

オレンジ色のところが地盤改良の範囲ですが、みなさんおわかりになりますか?
全面的な改良をしてしまうと地下水はどうなってしまうでしょう。

堰き止められて地下水が下流域に流れなくなってしまうんです。
ということは、下流側の湿地がなくなってしまう…
そう、ヒメタイコウチさんの住処がなくなってしまうのです。

ですから、元請さんや発注者さんに説明をして下のように変更していただきました。


クシ型に改良することで地下水を通るように考えたんです。
これでヒメタイコウチさんの生活も安泰ですね。

今回は下請け業者という立場でしたが、関係する皆さんのお陰でここまでできました。
この場をお借りして、お礼申しあげます。
また、環境に配慮した活動を進めることで、社員の意識も飛躍的に上がってきています。
現場や営業のみなさん、本当にありがとうございました。

これからも小さな生き物に配慮した施工をもっともっと心がけたいと思います。
小さなことからコツコツと。
地道な努力は色々なところで続きますよ~。